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2011年3月18日金曜日

被災地以外の人は、「買占め」「(必要以上の)買いだめ」を止めよう!

 いつも行く近くのスーパーに行って唖然とするのは、陳列棚から完全に消えている商品が多いことです。そして、その棚には、店が急いでマジックで書いた「品切れ。入荷未定。」の貼り紙。

 よく考えてみてください、地震が起きる前のことを。
あなたの家の周りにあった商店やスーパーの数、そこで揃えられている商品、発注、入荷のタイミングはすべてあなたの家の周りの消費量に見合っていたのです。
ところが、今日、あなたが買った商品の数々、その数量を見てみてください。その量は一体何日分ですか。あれもこれも、そうだあれもこれも・・・・・、明らかに不急の買い物です。
トイレットペーパーをなぜ、12ロールで1パックを2パック(24ロール)も買うのですか。
何人かがこうした行動すると、買える人は一気に50%になります。
半分の人にしか行き渡らなくなります。
それを見て、他の人がまた連鎖反応のように、他の商品を倍量買う。
するとその商品も半数の人しか行き渡りません。この現象は次々と連鎖して行きます。
ですから、今日、あなたがスーパーで見た棚のように、棚から商品が消えて行きます。

 反省すべきは、消費者ばかりではありません。
販売者であるスーパーは、なぜ買い上げ頂く商品の数量制限を店内に流さないのですか?
困るのは、あなたのスーパーを利用している大事なお客さまですよ。
まさか「売れるからいい。」とは思っていないと思いますが、もしそう思われていたら、それは間違いです。
消費は、買い手、売り手の双方で成り立っているのです。
どちらか(特に買い手)が暴走し、バランスを壊すような急激な行動変化を起こせば、その影響により指数的供給アンバランスを生み出します。

 こうした現象は、昭和48年(1973年)の第1次石油ショックのときにありました。
おそらく、あのときの記憶が蘇えり、取りつかれたように無用な衝動的大量買いをしてしまった人がいると思われます。
人間は意外と「(実は)学習しない生き物(何度も同じ過ちを犯すという意味)」と言われることがありますが、そろそれ、少しは賢明な消費行動をする消費者になりませんか。
そんなにたくさんの乾電池を一度に買わなくても大丈夫じゃないですか。
計画停電です。めちゃくちゃな停電を勝手に実施している訳じゃありません。
我々も計画購入をしましょう。
電池はなくなりそうになったら、また買いに来ればいいじゃないですか。
そりゃ、確かに電池はちょっとやそっとの長期保存では腐りません。
「あって困るもんじゃない。」って? 
「あなたは困らなくても、買いたいときに買えない人ができるから、そういう買い方は困るんです!」 「まったく、あなたって人は!」です。
ご理解ください。

 あなたの家の近くスーパーは、あなたのもう一つの大型冷蔵庫です。
大丈夫です、何もこんな電力供給が安定していない時期に、お宅の冷蔵庫に食品をため込んで電力を消費しなくても。
「ねっ、そうでしょう、無駄でしょう、そう思いませんか。」

我々はもうすぐ冬眠するクマさんですか!?
みんなが智慧を出し合って、この困難、試練を乗り越えましょう!
乗り越えられない試練はないといいます。

みんなで、頑張りましょう!
我々のために、我々の大事な人たちのために!

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