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2012年2月5日日曜日

川越自転車道を走る~*。~*。*~

この地球に生きるもの、みんな、友達だ。みんな家族だ! 
 川越市街から16号線を東に走ると大きな川にかかる橋にさしかかる。
入間川と荒川はちょうどこの付近で合流する。川の手前が古谷で渡ると指扇だ。
今日は橋の手前を左に折れて、入間川を上流に向かった。上流といっても川の流れが急なわけではない。このあたりは、ゆるやかな流れだ。

 河川敷にはゴルフ場やサッカー練習場や野球のグランドがある。どんなに寒くてもグランドに水が残ってない限り、大きな声を出して子供達が元気に練習している。母親達が焚き火をしながら、練習を見守っている。

サイクリングロードの土手には、緑の草が寒さに負けそうになりながらも元気に陽の光を一杯に受けている。
地球は素晴らしいと思う。
こんなにたくさんの植物や動物を育てている。永遠に続けられる生物の営みにも感動する。この草には一代前の親があり、その親にまた親がいる。その祖先はどこから来たのだろう。きっと想像もつかないくらい遠いところから来たものもいるだろう。
厳しい気候変動の中をくぐり抜けて来ているのだ。
私は、少し疲れた脚を休めるために土手に腰を下ろして草花を見てるうちに、彼らを愛おしく思った。


我々人間は、生きてるといろんなことがあり、楽しいことや嬉しいことがあるけど、辛いことや悲しいことが多いような気がする。
そうした感情は、まるで人間の固有のものであるかのように錯覚しがちだが、本当は違う。植物も動物も昆虫もみんな同じだ。むしろ、彼らの方が毎日毎日、生きることの戦いだ。常に死と直面している。人間は、彼らに比べればずっとずっと安楽に暮している。

 今は枯れた草をよく見ると実をつけている。種がいっぱいついている。
「頑張れ!」と心の中で私はつぶやいた。

家に中で育てているいくつかの植物のことを思った。彼らは私に命を託している。
野外にいなので厳しい寒さからは解放されるが、もし、私が水を与えてやらなかったら、彼らには死が待っている。

水やりをするとき、私は彼らにいつも声をかけてやる。「元気かい。」、「今日は暖かそうだね。」、「夜は寒くないか。」とか。葉っぱを軽く撫でてやる。