このブログを検索

2011年3月15日火曜日

自然界の放射線量と健康  「この放射線量は大丈夫?」

放射線量と健康 【自然界の放射線量】
●人間は日常生活でも自然に放射線を浴びており、1年間に浴びる量2.4Sv(ミリシーベルト/世界平均)程度である。 
※ミリシーベルト=1,000マイクロシーベルト

● 日常生活における自然放射線と人工放射線
放射線の量(ミリシーベルト)    影響等
700010000  全身被ばく:100%の人が死亡
1000       全身被ばく:10%の人が悪心、嘔吐
 500        全身被ばく:末梢血中のリンパ球の減少
 200        全身被ばく:これより低い線量では臨床症状が確認されていない
  10                 ガラパリ地方(ブラジル)の自然放射線(年間)
   6.9               CTスキャン(1回)
   2.4            一人当たりの自然放射線の世界平均(年間)
          (宇宙から0.39/大地から0.48/食物から0.29/空気中のラドンから1.26
   1                 一般公衆の線量限度(年間)(医療は除く)
   0.6               胃のX線集団検診(1回)
   0.2               東京-ニューヨーク航空機旅行による宇宙線の増加(往復)
   0.05             胸のX線集団検診(1回) 原子力発電所(軽水炉)周辺の線量目標値(年間)

参考:資源エネルギー庁>経済産業省、エネルギー白書 2007年版(2007年)
-------------------------------------------------------
解説:
 地球にはその誕生の時からさまざまな放射性元素が存在し、現在でもウランやトリウムなど約70種の放射性元素が存在しており、それらを含む大地や食物などから、さらに宇宙からも、いつでもどこでも放射線を浴びています。世界平均では、天然の放射線を人間が1年間に浴びる量は2.4Sv(ミリシーベルト)程度です。

 日本では、一般公衆が浴びる人工放射線量の限度を1年間に1Sv(ミリシーベルト)(=1,000マイクロシーベルト)としていますので、ニュースなどで放射線量の話がありましたらこの値を参考にして下さい。 

0 件のコメント:

コメントを投稿