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2017年4月8日土曜日

川越 中院・喜多院の桜も満開です!






喜多院の直ぐ南にある天台宗別格本山中院(なかいん)。落ち着いた佇まいの寺院である。中院は島崎藤村ゆかりの寺院でもあり、境内には川越市の文化財に指定された島崎藤村の義母加藤みきの墓がある。ここの桜は、幹も大きく、樹としての全盛期を見せているかのようである。毎年、どんなに時間がなくてもここの桜だけは見に行く。今日は、時折、霧雨の降る天気であったが、空を埋め尽くす無数の花びらに圧倒され、全ての雑念を忘れて見入った。


中院のすぐ北側に仙波東照宮、喜多院がある。徳川家康は、1616年、駿府城で亡くなり一旦久能山に葬られた。翌年、日光に改葬前の323日から26日までの間、遺骸を喜多院に置かれた。天海僧正が導師となり大法要を営んだ。このことから境内に東照宮が祀られ、1633年社殿が造営されたという。その後、1638年川越大火により喜多院はほぼ全焼したが、徳川家光の命により川越藩主堀田正盛が奉行となり再建。喜多院の書院には三代将軍徳川家光公の乳母である春日局の「化粧の間」があるらしい。喜多院(きたいん)は、埼玉県川越市にある天台宗寺院