20日は、春分だ。寒い冬は終わり、暖かい春がやって来た。 今日は例によって、川越狭山自転車道を走ってみた。川越市街から古谷を通って、西大宮バイパスを東に。さいたま市に入ってすぐの大宮国際CCところで左折する。 今日は、いつもと違って北風邪が強く上江橋の上では息もできないくらい強い風だった。橋の途中で引き返そうかと思ったが、少し無謀なサイクリングだった。
北風に向かって走ることになったので、ギアは1か2を使用した。急な坂道でもめったに使用しないギアだ。それでもなかなか進めない。身を切るような冷たい風だったが、額には汗が流れた。自転車のワイヤーやフォークが風でうなる。
2時間40分のサイクリングだった。途中、養蜂家のそばを通った。巣箱の周りをたくさんのミツバチが春の明るい日差しを一杯に受けて嬉しそうに飛んでいた。土手には菜の花も満開だ。春は、一度にやって来るんだなーと思った。
「いいことがいっぱいあるよ。」
「もう春なんだ。もう冬は終わりにしよう。」って。
笑ってる。菜の花がみんな笑ってる。「風が冷たくないかい。」「冷たくないよ。こうやって太陽に向かって両手をいっぱい広げてると体の中から暖かくなって来るんだ。やってごらん。ほらね。」って。歌声も聞こえて来る。
この黄色い花は、福寿草だ。2週間前に、母がメールで送って来た。地面に近いところで、体の大きさに比べて花の大きさは実に大きい。背丈を低くして目一杯に咲く。太陽からも地面からも暖かさを一杯に受けているのだろう。鮮やかな黄色だ。その名の通り、幸せを運んで来てくれる春の花だ。 春になって、いいことがいっぱいあるといい。ちょっとだけいい気分で過ごせたらいいね。わら